▪新規情報▪2025.10. (更新)
・講座ページを公開しました。
超高齢社会の課題に「演劇」からアプローチ!
演劇体験を通じて、認知症の人とのコミュニケーションを考えるワークショップです。
実際に身体を使って演じることで、認知症ケアの気づきやヒントを講師と参加者間で共有していきます。
演劇・介護経験は不問です。
介護する側・される側という一方的な関係を超え、「いまここを共に楽しむ」新しい関係を創造しましょう。
2026年1月24日(土曜日)13:00~16:30
【受講料】
1,000円(消費税込)
【定員】
20名
※応募者多数の場合は、抽選となります。
【応募方法】
申込フォームからお申込みください。【応募締切:2026/1/9(金)必着】
※下記注意事項をご確認ください※
・やむをえない事情により講座の内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。
・受講料は当日会場にてお支払いください。(現金のみ)
主催:公益財団法人姫路市文化国際交流財団
共催:姫路市
介護現場で実践されている演劇的手法「遊びリテーション」を体験。遊びリテーションとは、認知症の人や障害を持ったお年寄りに「遊び」を通じてリハビリをしてもらう方法論です。身体を使った遊びは演劇の原点です。「できる」「できない」にこだわらず、「できない」ことすら楽しむ、遊びの価値観を介護現場に持ち込みましょう。
〇イエスアンドゲーム
介護者の食事の声掛けに対して、食事に行きたがらず「田植えする」と言い張る認知症のお年寄り。参加者に「介護者」役と「認知症の人」役を交互に演じてもらい、認知症の人の言動を受け入れるコミュニケーションを体験してもらいます。
〇認知症の人を囲んで
五人一組で雑談をしてもらい、その中の一人に「認知症の人」役になってもらいます。「認知症の人」には、演劇の台本を渡し、周りが雑談をしている時に好きなタイミングで台本に書かれている台詞を発してもらいます。周りがその脈絡のない言葉に対してどのような態度を取るかによって、認知症の人の気持ちは変化していきます。
こういったシアターゲームを通じて、認知症にはどういった中核症状があるのか、徘徊や暴力行為などの行動・心理症状が生じるメカニズムについて解説し、参加者間でよりよいコミュニケーションについて考えていきます。
「認知症と演技」の発展形。それぞれ人生にまつわるアンケートに答え、参加者のエピソードをもとに認知症になった「わたし」とその家族や介護者が登場する介護現場のワンシーンを創作します。穴埋め式の台本を使用するので、演劇未経験者でも簡単に芝居づくりが楽しめます。
photo:草加和輝
1983年栃木県宇都宮生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒。劇作家、演出家、俳優、介護福祉士。
「老いと演劇」OiBokkeShi主宰。四国学院大学非常勤講師、美作大学短期大学部非常勤講師。
平田オリザが主宰する青年団に俳優として所属。
小劇場を中心に、前田司郎、松井周、多田淳之介、柴幸男、神里雄大の作品などに出演する。
2010年より特別養護老人ホームの介護職員として勤務。2012年、東日本大震災を機に岡山県に移住。
2014年「老いと演劇」OiBokkeShiを岡山県和気町にて設立し、演劇活動を再開。並行して、認知症ケアに演劇的手法を活用した「老いと演劇のワークショップ」を全国各地で展開。
2016年より活動拠点を岡山県奈義町に移す。さいたまゴールド・シアターと共同し制作した『よみちにひはくれない 浦和バージョン』(2018年/世界ゴールド祭)、OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく老いる」アートプロジェクト(2017年~)など、劇団外でのプロジェクト、招聘公演も多数実施している。
平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)受賞。
令和元年度(第20回)岡山芸術文化賞準グランプリ受賞。奈義町文化功労賞受賞。
2019年度(第1回)福武教育文化賞受賞。
令和4年度(第23回)岡山芸術文化賞準グランプリ受賞。
令和4年度(第81回)山陽新聞奨励賞(社会部門)受賞。
第68回岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネート。
令和6年度(第25回)岡山芸術文化賞グランプリ受賞。
セゾン文化財団2025年度セゾン・フェローⅡ。
姫路市文化国際交流財団
制作チーム
(姫路キャスパホール)