姫路市文化国際交流財団

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中高生による演劇公演

中高校生による演劇公演「星の王子さま」

平成28年度から令和元年度まで実施していた「高校生による演劇公演」の参加枠を広げ、中学生も参加できるようになりました。

自分たちで「どうすれば最高の公演になるのか」「お客様に楽しんでいただけるか」を真剣に考え、演劇製作に関わる様々なことに携わりながら、姫路市出身の演劇プロデューサー笹部博司氏とともに、有料での公演を行います。

中高生による演劇公演「星の王子さま」公演について

  • ▪公演日時
    令和2年3月27日(土曜日)~3月28日(日曜日)※公演時間、回数は未定
  • ▪場所
    姫路キャスパホール
  • ▪チケット
    700円(全席指定・消費税込)※発売日未定
  • ▪出演者
    令和2年度時点で中学校1年生~高校3年生までを募集し、8月実施予定の参加オーディションによりキャストを決定。※公演の募集要項等の詳細は後日発表いたします。

スタッフ紹介

構成台本・演出

〈プロフィール〉

演劇出版社「劇書房」を立ち上げ、大竹しのぶ「奇跡の人」など、数多くの舞台を企画。
1990年に演劇製作会社「メジャーリーグ」を設立。武田真治(初演)・藤原竜也(再演)「身毒丸」、麻実れい「メアリー・ステュアート」、蜷川幸雄演出「グリークス」、白石加代子「百物語り」シリーズなどを企画・製作。

また世界の古典作品を自由にアレンジした「笹部博司の演劇コレクション」を刊行、上演。大地真央「トスカ」、仲代達矢「ジョン・ガブリエルと呼ばれた男」など上演。
リーディングによる「物語の女たち」を立ち上げるすべての台本を作成。同シリーズの十朱幸代「燃えよ剣」「華岡青洲の妻」、山本陽子「花埋み」、佐久間良子「大石内蔵助の妻りく」を演出。

また、高畑充希「エレクトラ」、井上芳雄「十二番目の天使」の台本、上白石萌歌・井上芳雄「星の王子様」、井上芳雄「夜と霧」では演出も掛ける。

出身地である姫路で高校生による演劇公演を立上げ、これまでに「お気に召すまま」「関西弁マクベス」「ハムレット」を上演。
新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の演劇部門芸術監督。当地の子供たちによる劇団「アプリコット」を主宰。

〈メッセージ〉

中・高校生を対象に、「星の王子さま」を上演します。

わたしは機会に恵まれ何度かこの作品を舞台化してきました。
「肝心なことは目には見えない」
まさに、この作品にはたくさんの秘密が隠されています。
上白石萌歌ちゃんとやったとき、最初の稽古で、ダメだダメだと言い続けました。
萌歌ちゃんは何がダメなのかさっぱりわからず、ボロボロ泣きながら、帰っていきました。
何がダメかと言えば、萌歌ちゃんは可愛くて、お芝居がうまくて、歌も上手、まさに優等生、実はそれが気に入らなかったんです。
だって、王子は悪い奴なんだから。
生意気で、我がままで、いじわるで、いたずら好きで、怒りん坊で、いい子の仮面を被っていられない奴なんです。
まず、王子になるにはいい子の仮面を取りはずさなきゃならないと思ったのです。
稽古をするうちに、萌歌ちゃんはどんどん自分の地を出していきました。
ほんとに意地悪で、いたずら好きで、泣いたり笑ったり怒ったり、その忙しいこと。
その萌歌ちゃんの王子に誰もが魅了されました。
舞台の上で、その一瞬を力いっぱい生きている萌歌ちゃんは、可愛くて、切なくて、誰もの心を揺さぶりました。
実は誰もが、心の中にそんな王子を持っているのです。
心の中に、そんな王子が隠れているのです。
そう、「肝心なことは目には見えない」のです。
今回のワークショップでは、それを探しに行こうと思っています。
自分の中には、どんな自分が隠れているのだろうか。
ワクワク、ドキドキしながら、知らない自分に出会いに行くのです。

さて、今世界中がコロナで大変です。そして、みんなに課せられたことは、コロナに感染しないこと。
感染しないというのは、人に感染させないということです。
ではそんな状況の中で、どんなふうに稽古をすればいいのだろうか。
みんなで考えました。
とりあえず、出来ることからやってみよう。
集まって稽古をするわけにはいきません。
コロナは目には見えないのです。だから、人に会うことを最大限避けなければならない。
みんなが家にいる。しかし、ネットを通せば、顔を合わせ、話が出来る。
それしかないね。
ズームという便利なものがあるそうです。
それを使えば、お互いにしゃべり、顔を見ることもできる。
とりあえず、それを使ってやってみるか。
やりながら、よりいい方法を探せばいい。
そう思っています。
稽古は楽しくがモットーです。
優しくするね。

音楽監督

〈プロフィール〉

ふぃるふぃ~るミュージカル教室主宰・Seldis Music主宰・The Broadway Experience JAPAN歌唱講師。
大阪を拠点に、東京をはじめとする全国でもプロ&プロ志望者を本格指導。
自身も女優・歌手として活動する傍ら 高校ミュージカルコースの歌唱授業講師として教育などにも深くかかわり「人生という舞台で輝ける人」の育成活動すべてに情熱を注ぐ。

〈メッセージ〉

皆さん、こんにちは。

実はちょっとしたお知らせなのですが・・・笹部氏の演出スタイルはちょっと素敵不思議です。
これまで一般的にお芝居を経験された方は必ず一旦その演出スタイルに戸惑います。
ダメ、ダメ、ダメ、○○が違うんだな。
(○○の中身は始まってからのお楽しみ)そう言われ続けるのが当たり前。
そしてその洗礼を受けた人たちがこっそりにいつの間にか「笹部ワールド(被害者の会)」に入会するわけです。
そう、実は私もそのワールド会員の一人。
全国、津々浦々。笹部ワールドを通して知り合う方はプロアマ問わず「笹部あるある」で繋がるわけです。
特に最初の一言目のセリフに当たった方はご愁傷様です。
でも!それこそが「笹部ワールド(被害者の会)」への入会への第一歩。誰よりも早くその権利を手に入れられるわけです。
それは、実はとっても素敵なこと。そしてその結果、どうなるか。

【演劇を芝居を、いや、人生そのものを愛さずにはいられなくなる】
そう、ある意味笹部氏を介しての「運命共同体」のようなものかもしれませんね。

 

星の王子さまは私にとってもとっても縁の深い作品です。
いろんなテーマがあり、人によって感じる部分が違う、不思議で、悲しくも温かい、メッセージ性の高い作品。
今「生きる」ということを皆が見つめ直しているこのタイミングに、この作品に触れる。これこそご縁。
だからこそ、皆さんとのご縁もとっても楽しみです。
皆さんに「オンライン」「対面」どちらでもお会いできることを、心から楽しみにしています♪

演奏

岡本由加子

〈プロフィール〉

ミュージックオフィスBig所属
関西を拠点にクラシック・ポップス・ジャズ・演歌等々、幅広いジャンルの演奏をこなし、伴奏も多く、ピアノ講師としても活動し、 各種イベント、ステージで活躍。

〈メッセージ〉

みなさん、はじめまして。


「えっ?お芝居ですか?やった事ないし、もう一つ、いやもう二つなんですけど、どうなん?」
きっかけは突然にやってくる。自分に必要なければ自然に消えるけれど、大切なものに変わる事もある。
私はそうでした。
コロナで心が折れそうになったり、不安になったり、だから今、何か新しいことに挑戦してみては。
多くの選択肢がある中で、お芝居を一度体験してみてはどうでしょう。
新しい自分を発見できるかも。現実にはなれないヒロインに変身する事が出来るなんて素敵じゃないですか。


お稽古では、本来演奏の私が、自分が弾いている時よりも、台詞あわせに引き込まれてしまうことが多いですね。
笹部先生と生徒さんとのお稽古に
「何が、違うんだろ?」
「これか?」
「確かに、確かに、さっきと違う。」
「その台詞、胸にくるくる。」
「みんな変わっていくんですけど、凄い。」
舞台に共に立った時、役者の台詞が心地よい。一気にその空間へ入っていく。
あのゾゾゾ~っとした快感を味わえるのですね。楽しみです。

スペシャルメッセージ

平成29年の『星の王子さま』で王子役を演じた上白石萌歌さんから、メッセージが届きました。

姫路の中高生のみなさん、こんにちは。
上白石萌歌です。
私が「星の王子さま」という作品を初めて知ったのは小学生のとき。
当時は1つ1つの言葉に込められた深いメッセージを読み取ることもせず、王子が可愛いなぁ、だとか絵の色合いが素敵だなぁとかほぼ絵本感覚で親しんでいました。


それから月日は経ち、高校2年生になった私は改めてこの作品に向き合うことになります。 笹部さん演出のもと井上芳雄さん、木村花代さん、私の三人芝居で上演されることになったのです。 初めて笹部さんと2人きりで本読みをした日のことは忘れもしません。
王子を演じるにあたって一番気持ちに寄り添っていなければならないのに、作品の解釈を何1つ理解できておらず、初対面の笹部さんにコテンパンにやられてしまったのです。(笑)
大泣きしてTシャツに跡がついてしまうほど。(笑)
だからお稽古中、みなさんが悩んでしまう気持ちも痛いほど分かります。
そもそも「星の王子さま」という作品の解釈に正解なんて存在しなくて、きっと人それぞれなのです。
でも自分なりに理解して寄り添うことができなければ輪郭のぼやけた芝居になってしまう。
だから私は何度も何度も原作を読み返して紐解こうとしていました。
お稽古中も笹部さんと細かく丁寧に謎解きをしていくのがとても楽しくて。
すぐには理解できないからこそ掘り甲斐のある作品なのだなと、どんどん「星の王子さま」の魅力に引き込まれていきました。


当時笹部さんに言われて今でも大切にしていることがあります。
それはセリフの一言一言を自分の中に落とし込んでしっかりと自分の言葉として発すること。
思わずそう言ってしまったかのようにセリフを発しなさい、とお稽古中何度も言われたのをよく覚えています。
それは当たり前のようだけどとても難しいこと。
言葉の表面だけなぞって覚えても、何1つ観ている人の心には響かない。
膨大な知識と探究心が必要な作業です。
言葉1つでも、その前後に壮大な広がりや背景を感じられるお芝居が人の心に届くではないかと思います。 それは舞台でも映像でも共通して大切なことです。
短い期間のなかでお芝居のエッセンスをたくさん与えていただきました。


今はわからないことが多くても、乗り越えた後にやっと理解できることってとても多い気がします。 実際わたしがそうだったからです。
大変だと思いますが、一生懸命模索して欲しいです。


笹部さんは私のお芝居の核を一から作ってくださった恩師、そして「星の王子さま」は私の人生の指針になった大切な作品です。
出会いに心から感謝しています。
笹部さんを最後まで信じてついて行けばきっと大丈夫。
「星の王子さま」の言葉の魔法を楽しんでください!
応援しています!

お問い合わせ

ご不明な点は事前にお問い合わせください。

姫路キャスパホール TEL:079-284-5806(午前9時~午後5時まで)
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